どもーAmazake(@tzuyuray)です!
日本史、世界史ってすごく覚えにくいですよね。
今回はできるだけ大雑把に日本史がわかりにくい理由と解消方法について説明していこうと思います。ザックリしすぎて受験勉強にはあまり向いていないかもしれません。
日本史が覚えにくい理由
「木を見て森を見ず」的な視点が原因だと思います。
時代ごとに区分されている教科書や通史(全体的な歴史)の本を開くと、まず旧石器時代、縄文時代のからスタートします。いきなり「欽明天皇の時代に仏教が持ち込まれ〜」みたいに生活様式、文化史から政治史、宗教史にシフトするところで脳みそが混乱してしまうと思うのです。
そこで欽明天皇が覚えられなくて「孝明天皇だっけ?あれ?」と一つの時代や人物にフォーカスしすぎると、先に進めなくなってしまいます。
趣味で研究している方や大学のレベルになれば政治、文化、生活様式、宗教の分類もできますが、義務教育や高校レベルだと『日本史』、『世界史』でしかないですしね。
皇室には立派な神話があるというのに教科書ではだいたい15代応神天皇になっていきなり出てくるのも覚えにくい原因の一つだと思われます。現在の天皇陛下は第126代目と非常に長い歴史があるので、学校の授業で全てに触れるのは無理があるのです。
歴史は暗記科目ではない
数学の公式のように最低限の知識があれば、全体に覚え方を応用することができます。
地理や宗教、民族といった区分がその最低限の知識に入ります。
一条兼良という室町時代の才人を例にすると、一条という氏をみて「あ、公家だな」とすぐにわかります。公家(貴族)の中には格式があり、その中の最上格である五摂家のうちの一家が一条氏です。
五摂家…藤原氏の嫡流。近衛家、九条家、一条家、二条家、近衛家の五家。
話がズレますが、この摂関家は関白(天皇の補佐をする役職)を出すことができました。だから豊臣秀吉は関白になるために近衛前久の猶子(養子)となったのです。
歴史は全体的に見ることが重要
歴史は全体的な流れ(タテの歴史)が重要とよく言われますが、地理や家(ヨコの歴史)もかなり重要です。
年号やできごとより先に日本の都道府県を暗記、世界史なら世界地図を手元に置いておきます。
ドローンで日本地図を見下ろすような感覚でやっていきましょう。
政治の中心地は江戸時代に江戸に移るまでは畿内(いまの近畿地方)で、基本的に京都に皇室・皇族がいて周りに貴族がいる。京都に溢れかえった皇族の子孫、貴族(主に藤原氏)の一部が地方に土着して、武士になって地域を治める。といった感じでずっとやってきました。
ちなみに藤原氏は中臣鎌足の子孫、源氏の祖先は清和天皇が代表的で、平氏の祖は桓武天皇が代表的です。源氏平氏というのは天皇の子孫が皇族を抜けて源、平という姓を賜ったのがはじまりです。
日本史であれば家(氏族)、世界史であれば民族、宗教も全体的に覚えておいた方が圧倒的に楽だし、ただの暗記で終わらずに生きた知識となります。
このように大雑把な視点から細かい部分に切り込む方法で覚えると、細かい知識もどこの引き出しに入れるべきか整理がしやすくなってきます。