こんにちは、あま酒です!
友人のクルマにカバンを預ける時に中身を整理していたときのこと
本は遊びに必要ないから預ける方に移し替えたんです
そしたら「へぇ、本なんて読むんだ」と言われて衝撃を受けました
「え、読まないの?」と思ったのはナイショ。
僕の本棚には日本史・日本文化関連のほかにも本がたくさんあって、家族には読書家だと思われてるかもしれないのですが、人前では一切読まないしSNSにも共有しないのでイメージがなかったのでしょう
「読書をしない人は〜」とよく言われてますが、正直、情報なんてネットで知ればいいんじゃない?
Wikipediaで調べて不安なら裏付けをすればいい。
読書をすることで自分が変えられるか?豊かな人生を送れるのか?
そんなことは一切考えてませんでした
ブログでアウトプットしてみる良い機会だと思ったので書いていこうと思います
「無知は罪なり」のつづき
古代ギリシャの哲学者の言葉「無知は罪なり」は有名ですが、続きがあります
「無知は罪なり 知は空虚なり 英知持つもの英雄なり」
日本語に訳すと「無知だと損をする。知識だけでは意味がない。学びを活かせる者こそ英雄である。」でしょうか、少し長くなりましたね
有名なこちらの風刺画の左側から、無知は罪なりおじさん、知は空虚なりおじさん、英知を持つもの英雄なりおじさんです。おじさんの足元に積み上がっている本は彼らの読んだ本たち
一人目はタペストリーに描かれた幻想を取り憑かれ現実がみえていない、二人目は理不尽な現実、三人目には青空が見えています
あなたならどの世界を見ていたいですか?
本を読んで変わったこと
人生ではじめて読んだ活字本は小学生の頃に学級文庫にあったクワガタクワジ物語。主人公に飼われているクワガタが亡くなるのシーンで泣きました。当時飼っていたカブトムシをどれだけ幸せにできるのか、放してあげた方がよいのかと幼心にいろいろと考えさせられた記憶があります
小学校の朝読書で強制的だったから選んだだけで、その後数年間はマンガと雑誌しか読んでません
高校に入ってから歴史や文化関連の本を読み始めて、受験や大学の課題で役に立ちましたし、史跡や神社仏閣に訪れてみると知識があることでより深みを感じられることも増えました
知識を養うことで新しい視点を獲得することができるのは間違いないでしょう
小説は選び方がよくわからなくて、好きな有名人のオススメを読んで面白かったら同じ作家の作品を読んでいます
小説を読み終えたあとの感性が研ぎ澄まされるような感覚(?)を言葉に表現すると、読書の知的で冷静なイメージとは対照的に右脳が活発になるのに近いでしょうか。これも人生を豊かにしてくれる大事な要素だと思います
本とネットで得られる情報の質は異なるのか
物語
小説を読んでから、ドラマ化された作品を観ていると「なんか違う」と思うことはありませんか?
頭の中で映像化された世界とはギャップがありますよね
物語を追体験するということでは共通していても、頭の中で想像をするかそうじゃないか大きな違いがあります
自分が知らない他人の人生を一人称視点で経験できるメリットもありますね
普段の生活で縁のない人から見える世界を想像で補ってみると新鮮な体験をすることができます
知識
書籍では一つのテーマについて横断的に触れられているのが大きな強みです
例えば、幕末の薩摩藩主の父・島津久光について書かれた本では幕末史に限らず万寿年間(1024-1028)にさかのぼって島津家の誕生や、戦国時代の他の武将について等語られています
歴史上の人物を考察するためには当時の社会や他の人物の書物からも推測しなければならないので、一人の人物のWikipediaを読むだけではもの足りないのです
脳みそにデータを格納するだけでは歩く辞書と言われるだけです。知識や経験を結びつけて心持ちや今後の行動に良い影響を与えられれば知識も活かせるのだと思います
まとめ
本を読むor読まないで人生にそんなに影響が大きいとは思っていなかったのですが、新しい視点、想像力、他人の経験・意見を取り込むことで視野が広がることに気づきました
能動的に理解することに慣れると、人間関係も良好になります
本=頭でっかちというイメージを持っている方もいるかもしれませんが安心してください。
読書くらいで頭でっかちにはなりません。頭でっかちは本なんか読まなくても頭でっかちです。