バイトをバックれられた店長の気持ち。

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こんにちは、ヨヘです!

今は別の業界にいますが前職の飲食店店長をやっていたときの「アルバイトが出勤してこなかった」話をしてみようと思います。

どれくらいの確率でバイトはバックれるのか

これまで店長として見てきたアルバイトは約40名くらい。その中でバックれたアルバイトは2名です。一年以上経ったいまでも覚えています。一人は仕事中にバックれ、もう一人は私のシフトが気に食わないから出勤しないと言ってバックれました。確率で言うと計算上は5%くらいになりますね。

連絡の頻度が減って、生存の確認がとれたあとに退職の処理をかけた人数も含めると5、6名くらい、確率としては15%くらいで約一割の人間が「連絡をせずにフェードアウト」する選択をしていることになります。

バックれられた店長のキモチ

時間になっても出勤してこないときの店長の気持ちは至ってシンプルです。

「心配!!!」

バックれる側は店長怒ってるだろうな、みたいな心残りみたいなのがあると思いますが、そんな悪意に薄々気づいてはいても真っ先に思うのは「なにかあったのかもしれない」という心配です。勤務態度が最悪で店長から嫌われている子だったとしても雇用関係がある以上出勤途中になにかあれば労災ですし、お店が回らないことで困るのは店長です。

その子のことも心配しますが、労災になるかもしれない、店が回らないかもしれない、何かあったのかもしれない。とさまざまな面で不安を抱えることになるわけです。

出勤の前日に「やめまーす」でも一言言ってくれた方が他店からの応援を頼むこともできるので一言連絡をくれるに越したことはありません。

最悪なのは電話にもLINEにも出ず、最終的に親御さんに連絡をするケースです。

私は常に暖かい目で見ていたので怒りや憎しみの感情はあんまりありませんでした。

働き蟻の法則、パレートの法則で言われるように2:8や8:2、2:6:2で分かれるのが世の常で何をしても2割の人には嫌われるし、2割の人は働きません。

働き蟻の法則 / 働きアリの法則(はたらきあり の ほうそく)とは、働き蟻[注 1]に関する法則である。パレートの法則(80:20の法則)の亜種で2-6-2の法則ともいう。(Wikipedia:働きアリの法則)

長く働いていればいろんな人と出会いますし、しょうがないことだと思います。

どうしても不安な感情だったり、周りとうまくいかないことはあると思うので、このお店で感じたことや見たものから何かを吸収してその子の人生の糧になればよいかなと。

かくいう私も元バックラー

正直ここまでバックラーに対して冷静かつ暖かい店長はあまりいません。

「ふざけんじゃねぇ!!!!無責任だろ!!!!」

「また採用するのにどれだけコストかかってんのかわかってないだろ?」

が本音です。

他店でバックレが発生して応援に行かされるのは同年代の学生バイトさんですし、また募集して面接をするのは店長ですからね。

私がかつてバックレのエキスパートだったからここまで学生のバックラーに対して優しくなれるのだと思いますが。すべて高校生の頃ですが、最短1日、3日、3ヶ月目でバックれたことがあります。

店長に叱責されたりパワハラまがいの言動を受けたり、周りに同年代がいなくて相談できなかった・・・などと理由はいろいろとありますし、逆の立場になってみて反省もしています。が、その時の気持ちは理性が負けるほど猛烈だったのは覚えています。

バックレを肯定するわけではないですが、私の中では「若いなぁ」と少し羨ましくなることもありました。

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