どうも、Amazakeです!
上野の国立西洋美術館で行われている『ロンドンナショナルギャラリー展』にお邪魔してきました!
ロンドンナショナルギャラリー展について簡単に。
イギリス・ロンドンのトラファルガー広場の前のロンドンナショナルギャラリー。直訳すると『ロンドン国立美術館』となります。こちらの美術館に展示されている絵画は有志によってヨーロッパ中から集められました。
ゴッホの『ひまわり』、モネの『睡蓮の池』は超有名ですね。
順路に沿ってみていくと後半あたりに収集・寄贈した方々の肖像画と功績が時系列に並べられています。産業革命からの一連の流れで財を成した人、政治家や貴族が中心となっています。
日の沈まぬ国として栄えていたイギリスですが、実はある時まではただの辺境の島国でした。当時のヘゲモニーはオランダが握っていました。その時代のオランダ画家はフェルメールやレンブラントが有名ですね。
イギリスが力をつけ覇権国家となり、豪商たちがこぞって美術品の収集をはじめたといいます。
ミルバンク家とメルバーン家の人々 ジョージ・スタッブス
僕が一番印象に残ったのは『ミルバンク家とメルバーン家の人々(The Milbanke and Melbourne Families)』という絵。
右下にちょこんと写り込んでいるワンちゃん、飼い主を見上げているのか。描かれている比率は少ないのに、毛の質感や骨格がしっかりとわかります。
そして馬の毛艶と勇ましい佇まいも伝わってきます。
絵画に関してはまったくわかりません。詳しい逸話などは専門家の方にお任せしますね。
作品をみるときには犬を探してしまうほど犬好きです。他にはベラスケス礼賛、道を尋ねる旅人のいる風景など可愛らしいワンちゃんが描かれている作品がたくさん展示されているので犬好きの方は是非。
美術初心者の考えたことなど
美術館に訪れた理由
超単純、美術館の雰囲気が好きだから、美術に興味があるからです。
小さい頃に母親に連れられて美術館に行った記憶がうっすらとあって、なんとなくイメージはありました。そして横浜市民だった頃に横浜美術館を遊びのプランに組んだら「君に美術鑑賞能力なんてあったんだ!」と言われた苦い思い出。もちろん、皆無でした。笑
自分にとって美術館はそういうもの。
物心ついてから美術館に行ったのははじめてではなくて、実はこのブログを始める少し前に六本木の新国立美術館で行われていた『ブダペスト展』に行っていました。
ブダペスト展で一番印象に残ったのはフランツ・リストの絵画です(リストの音楽が好きなので)
クラシック音楽で有名なリスト、愛の夢はテレビやなんかで聴いたことがある方は多いと思います。
絵画を観ているとき、脳が活発になっている気がする
美術館に入る前と展覧会を見終わったあとは明らかに脳みそがクリアで活発になっているような気がするのです。映画を観たり読書をしたあとって脳みそが活発になる感覚があるのは自分だけでしょうか。そのような感覚が美術館でも味わえるのです。
一つの絵があったとして、まずは描かれている人物の表情を見ます。その人が何と言っているのか?どんな気持ちで被写体として佇んでいるのか?光が当たっている方向には窓があるのか、それとも木漏れ日なのか。
と想像力がどんどん広がっていくわけです。
宗教画だと一つの絵画の中にキリストが三人も描かれていて、境界線は描かれていなくても三つの異なる時間を異なる位置に配置することで、マンガのように時系列を描いているのかな。とか。
あと、今回のロンドンナショナルギャラリー展は収集家が買い集めて寄贈した作品が多いという前情報のおかげで「なんでこの作品を買おうと思ったんだろう?」「客間に飾って、より豪華に見せようとしたのかな?」と考えてしまいました。
最後
詳しい逸話を知らなくても、高校の世界史の内容を忘れてしまっていても、右脳を使って感覚で楽しむことはできます。
フラッと遊びに行っただけなのに濃い時間を過ごすことができました。